残波のこだわり
太平洋戦争後の沖縄で物資不足の中、メチルアルコールを飲み光を失う者が後を絶たない状況に創業者の比嘉寅吉が、「沖縄県民に良い泡盛を提供したい」との思いから比嘉酒造の泡盛造りが始まりました。
それから現在も比嘉酒造では創業当時のより「安全でより美味しい泡盛を皆様にお届けしたい」との 理念を守り、酒造りを勤しんできました。
その思いを2代目の比嘉健が受け継ぎ、 居酒屋ブームがあった当時、泡盛は男性が飲むお酒というイメージが強かった時代に、 2代目の比嘉健が「女性や泡盛が苦手な方にも美味しく飲んでもらえる泡盛を作りたい」との思いから試行錯誤を重ね、オリジナルの蒸留機を完成させ、現在主力商品である「残波25度(ホワイト)」と「残波30度(ブラック)」が誕生しました。
泡盛の名前の由来
泡盛には名前の由来説が複数あり、そのひとつにアルコール度数の高い酒を注ぐ際に泡立つ事から泡盛と言う名が生まれた説。
ほかに製造原料として「粟」を使用していた為に「アワモリ」と呼ばれた説や、梵語で酒の事を「アワムリ」と呼んでいたのが伝来の過程で「アワモリ」に変化したという説など様々な説があります。
泡盛の特徴
沖縄の気候に合った黒麹を使用し、麹だけで造られた全麹仕込みの蒸留酒です。水割り、オンザロック、お湯割りなど、好みに合わせてアルコールの強さを調整でき、幅広いバリエーションが堪能できます。泡盛は日数、温度による劣化が少なく、3年以上の歳月をかけ熟成させる事で古酒(クース)となり、奥深いコクとまろやかな風味を醸し出します。
製作工程
1. 原料米
2. 洗米・浸漬
3. 蒸米・種付け
4. 製麹
5. 仕込み・醗酵
6. 蒸留
7. 貯蔵
8. 製品化
原料は、インディカ種のタイ米(砕米または、丸米)を使用します。
原料米を洗う作業を行います。その後、米に十分な水分を含ませ浸漬します。
水分を含んだ米を40分〜50分蒸し、蒸米温度が40℃前後になった時に黒麹菌を散布します。
製麹機で40℃前後の温度を保ち、麹菌を育成させます。
水の入った仕込みタンクに、育成された麹と泡盛酵母を加えもろみとなります。そのもろみを約2週間、醗酵させます。
熟成されたもろみを単式蒸留機で2〜3時間、加熱し蒸留することで泡盛になります。
泡盛を更に美味しく頂いてもらう為、古酒は甕やタンクで3年以上熟成させています。
出来上がった泡盛を瓶、カップ、壷等に充填しラベルを貼り完成です。
9. 出荷
製品として完成した泡盛は、全国のお客様のもとに届けられます。